2013/08/07

雨の庭TM講習会とチランジアの涙

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「雨の庭TM」概要講習会(8.3)の成功!

日本ゼリスケープデザイン協会岡山支部の「雨の庭」の概要講習会が岡山市南ふれあいセンターで行われ、・・生産者の方、造園家の方、住宅メーカーの方をはじめ、きっと・・この講習会に参加されたみんなの心に響き・・この「雨の庭」の雨水浸透のように・・浸透していったのではないかと思います。
水資源保全および・・植物と土とで敷地内の雨水管理を行う新しい庭の形を提唱しています。。
何事もそうですが、新しいことをする、広めるという行為はすごいエネルギーと勇気を必要とします
例えて言うなら・・この植物は食べられるのかどうか?毒があるかもしれないのに、人類で初めてチャレンジした勇者のようなものです(かなりオーバーな表現ですいません)。。。。
 

岡山支部代表の大森茂昭さん講師のもと・・
ディスカッション形式で参加者のみなさんと意見交換しながらの講習会でした。。。
 

=ガラスのランタン小鉢で作るチランジアのおうち=

概要講習の合間にガラスのランタンを鉢に見立てて、参加者全員でチランジアを植え付ける
講習をし・・ぼくが講師をさせていただきました。。ブログごらんの皆様にもご紹介いたします。。
簡単に作ることのできる鉢植えを・・なんでわざわざ講習するのか?
世の中には・・理不尽なことはたくさんありますが、このチランジアという植物もその1つです。。
生息地は赤道付近に分布していて、ほとんど降雨の期待できない自生地・・夕方~朝方にかけて
発生する霧を葉から吸収して生きています。。ですから土から水分を吸収することもないため、根は退化して自分自身を支える体の1部分でしかないわけです。。根が無いのをいいことに・・人間様が「エアープランツ」という空中でも生きていける植物として・・営利目的で販売しているわけです。。
 
チランジアは、室内観葉ではありません。。霜の降りる冬になるまでは、戸外で育てるものです。。
「風」を必要とするので・・室内では、いくら熱心に面倒を見ても絶対に枯れてしまいます。
自生地でも岩や樹木に自分を固定して生きているわけで・・写真のようにしっかり固定(植えて)
することが大事です。。空中に吊り下げての栽培は・・もってのほかで、花を咲かせる力もなく、枯れていきます。。植物が何か悪いことをして刑罰を受けているみたいで・・センスが悪い!!
 
*用土設定に使用した・・バークチップと山ゴケの組み合わせは、保湿性と排水性の面で
チランジアにとって・・自生地の環境に近いと考えたものです。。
 
 
みんなで・・理不尽な扱いをされているチランジアを、力を合わせて植えて育てる事。。
簡単な植栽講習に込められた・・植物界の真実を理解し、そのことにみんなで取り組む。。。
まさしく「雨の庭」を造らなければならない本質が・・チランジア講習にはあります。。。
上手に作れたかどうかは・・問題ではありません。。デザインにせよ・・感性にせよ・・
それは、人それぞれ違うのですから。。
 

~チランジアの育て方~花物語Version

今回使用したチランジアは>>>奥(シルバーリーフ)がカプトメドーサ、左がブルボーサ、
手前がイオナンタといいます。。
 

<置き場所>

屋外の屋根のある場所(樹木下もOK)が無難ではないかと思います。。
 
<日照条件>
真夏の直射日光はさけます。。明るい日陰がベストです
遮光率は夏50%、後の季節は20%がよい
 
<水やり>
自生地と同じで夕方~夜間におこなう。。昼間は気功が閉じているため。。
成長期である夏は・・毎日ミスティング(葉水)をしたほうがよい。
目安は、株全体がしっかりと濡れる程。。
春と秋は2~3日おき・・毎日でも問題ないけど。。冬は控えめがよい
 
<性質>
基本的に乾燥に強いが・・水を欲しがる季節(成長期)には毎日水やりするのがよい
花が咲いた親株は1~2年で枯れ、子株が代わりにできて成長していきます。。
 
この育て方を参考にぜひ・・チランジアを育ててみてください。きっとうまくいくはずです。。
 
 

 

 

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