2013/08/21

真夏に元気な植物たち

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 =猛暑でも・・元気に咲く草花たち=

今年は・・あまりの猛暑と高い湿度で、休眠中のヘレボルス(クリスマスローズ)やヒューケラなど、
比較的直射のあたらない環境で育つものも・・いつもの年に比べて・・調子が悪いようです。。
もちろんこの暑さにも関わらず、元気なものも多々あるわけで、今回はそんな植物をご紹介です。。
Euphorbia neterophylla 
のどかな田園風景でよく見かける「ショウジョウソウ」
ポインセチアが・・ショウジョウボクというのに対して、こちらは草系だということだろう!
日本では、一年草扱いだが・・こぼれ種で毎年同じ場所でよく育つ。。ナチュラル感のある草姿で、
真夏のギラギラした太陽が大好きだ。。苞の朱赤色が気にならない程度の鮮やかさを持つ・・
おもしろい植物だ。。

Hibiscus caccineus
「モミジアオイ」は太い根茎で越冬することのできるアオイ科の宿根草。。
ハイビスカスやフヨウをはじめ・・夏に咲くアオイ科の植物はたくさん存在するんだけど・・
真夏に咲くモミジアオイの、このビロードがかった濃赤はホントいつ見てもすばらしい・・アートだ!
あまり派手な色を好まない僕ですが・・モミジアオイは大好きな植物のひとつですね。。。
沼や湿原に生息しているモミジアオイを・・「雨の庭TM」の湿地エリアにぜひ植栽してみたい。。
Helianthus cucumerifolius 
この時期・・切り花として重宝する
「ヘリアンサスこと姫ひまわり」。。少し暑さに弱いと思っていたのですが、この猛暑にも負けず、次から次へと花ざかり・・基本的に1年草ですが、多年草と勘違いするほど、こぼれ種でよく増えます
「矮性サルスベリ・赤花系品種」
この花色も派手なのですが・・矮性(大きくなる性質を品種改良により抑えたもの)のサルスベリは
漢字で「百日紅」と書き・・花期の長い事が長所であり、真夏のガーデンシーンに欠かせない植物
として一目置いてます。一般的なサルスベリとの大きな違いは、きゃしゃな樹形により・・まとまった
株立ち状に生育するところ。。花の咲く低木としても、注目すべき樹木です。。
Panicum virgatum darace bule
この猛暑の中で、草姿もきれいな状態で・・きれいな葉色で乾燥地でも元気に花穂をつけるものと
いえば・・やはりグラス類だ!その中でも今回は、パニカムをご紹介!ダラスブルーは2m以上に成長するエメラルドグリーンのきれいな品種です。。穂のグリーンも神秘的ですね。。
Panicum virgatum chocolata


黄緑色の葉に赤みがかかり・・チョコレート色の花穂をつける
Panicum virgatum prairie sky
草丈が1m程のグラス。。大きさが違うがダラスブルーに葉色もよく似てる。。

=「ちいさな雨の庭TM」のハード造り=

気が狂いそうな暑さもあり・・仕事もはかどらないですね。。他の業務と並行しての庭づくりという事もあり、まだまだこれから・・というところです。。この施主様のお宅は、アプローチ左側が和風の庭
に造られていて・・現在施工中の右側エリアとのバランスの悪くない設定にするため・・和洋折衷
タイプでデザインを考えてみました>>>ハード部だけでは・・かなり地味です
 
 
不定形のコボルで、サークル状の花壇を施工。。サークル内部に窪地をつくり、雨水を浸透させる
のです。。雨水の入水口は2か所あって、勾配のついた右上部から流れ込む。。さらに、3~5cm間隔の1段目コボルは目地を入れないで、どこからでも雨水が入水できるように考えてみました。。中央には・・樹木を植えて根からの雨水吸収・蒸散を目的とする予定です。。
まだ施工中ですが・・サークル花壇からオーバーフローした雨水は、火口岩で設置された
チャネル(水路)を通り・・速度を緩やかに抑えながら、排水マス手前につくる最後の窪地に浸透
させてみようと思ってます。。この最後の窪地はなるべく深く掘り下げて、小石で浸透させてみます

植物界のガーデンコラムVol.54「ガーデンデザインに求めるもの」

いろいろな要素を必要とするガーデンデザインにおいて・・住まいの建築様式も、「世の女性たちに
 受け入れられるものを造る」という観点からか・・和から洋を主体とする和洋折衷スタイルへと変化を遂げ、それに伴い・・ガーデンデザイン(庭の計画)にもさまざまな変化が見受けられます。。
例えば・・以前のように「男性の作庭家が造りました!」という部分が強く主張されるものではなく・・
女性的なプランニングこそが・・うけのいいご時世なのです。。要するに・・女心を詳細に理解し、くすぐれるものと・・母親が望む「子供」という存在への待遇と配慮を理解していなければならない・・
ということです。。女心の分かる女性デザイナーはいいとして・・問題は男性デザイナー。。。
強引に自分のポリシーを突き通すこともままならず・・家族内での存在同様・・肩身の狭い思いを
しているのでは・・・・・・もうオカマにでもなるしかないかもよ?・・・・・
そういった話もふまえ・・1つの共通事項として、ガーデンデザインに求めるものは・・・
「このお庭は私が造りました」と自信をもって言えるオリジナルな要素をデザインに組み入れる事ではないかと思います。。オブジェだったり・・コンセプトだったり・・現在、知識と技術を勉強中の
「雨の庭TM」にしても、雨水の再利用をコンセプトにおいた現・未来の環境に配慮した庭づくりで
あるので・・「ガーデンデザインに求めるものの主旨」を立派に兼ね備えています。。
「庭」は・・いくら頑張って造ってみてもナチュラル(自然)ではない。。所詮、人間が造ったものだ!
だからこそ・・プランナーのオリジナルな要素は、とても大切になるのではないでしょうか。。。
 
Produced by Junichi Inaya
 
 

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