2013/06/26

雨の庭TM(レインガーデン)研修会で信州長野へ

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「雨の庭TM」とは・・・
 

園芸、ランドスケープ(造園)という仕事において、ある種の疑念を抱いていました。。。
人間が生活する住居を伴う・・ガーデンという敷地内に、造るべきものという視点において・・・
ビオトープしかり・・・山を再現したいなら、山歩きした方が癒されるだろうし・・川を再現したければ
旭川に行き、魚たちとたわむれた方がいくらかいい・・そんな時、出会ったのが「雨の庭TM」でした
例えば・・屋根や歩道、駐車場のような不浸透物の表面からの雨水流出を失速させて
それが土に浸透するように用いられる・・自生種あるいはその環境に適応できる多年生植物を
植えたランドスケープ機能なのです。。。簡略していうと・・限りある水資源を大切に考え、
有効に活用するために、「雨水の貯水」「雨水の貯留」「浸透させ濾過する事」を目的とし、雨水を再利用させるためのシステムなのです。このシステムの勉強をするために、長野県大町市に行ってきました。。。。*詳しくはリンク先の日本ゼリスケープデザイン研究協会のホームページをご覧下さい。
特急「あずさ2号」ではなく・・・「あずさ3号」に乗って出発!!(笑)
車窓から見える、木曽の山々は・・まだ積雪の残るいただきに、霧のような雲がかかり
とても雄大で神秘的でした。。。
 

到着!この大町市に日本ゼリスケープ研究協会本部である
常盤ラボがあり・・その代表である 小出兼久先生に講習してもらいました。
小出先生は・・ビル ゲイツ氏の庭を造ったことでも知られる世界的に有名なランドスケープアーキテクトです。。僕にとっては、「園芸の神様」なのですよ。。。僕が、先生と心から呼べる人の
数少ない一人です。。先生!などと呼ばれていても、この業界は・・ホントはいったい何の先生なんだろう?と思うニセモノ先生が多いですから。。。(笑)

先生に連れていってもらった
この信州そばの「わっぱら屋」のそばは・・ホントおいしかった!
さすが長野というだけあって・・このお店も含め、周りの自然という背景を
うまく取り入れた庭づくりをしているお店は多い。。

 
感動的だったのは・・この七倉ダム。。お城をつくる時の石組みの要領で造られています。。
まさに・・ロックフィルダム。。。土木技術者の夢と熱い情熱が、見ているだけで伝わってきました。。
 
 
~北アルプス連山の見える風景より~
 
記念写真>>>左より・・小出兼久先生、建築家の杉山竜大さん
JXDA岡山支部の2人代表の大森茂昭さんと僕です

植物界のガーデンコラムVol.51「小出兼久先生という人物」

小出先生というと、前述でもご紹介しましたが・・あのビルゲイツの庭を造った事で知られて
 
いますが・・さかのぼること20数年前のガーデニングブームを創った立役者でもあります。。
 
今でこそ、メジャーになったトレリスやラティスを国外より輸入し、広めたこと。。
 
数々の園芸本を出版しこの業界に貢献してきました。。そしてこの夏も大活躍の「エコカーテン」
 
へちまやニガウリ、アサガオに最近では各種の琉球苗を、植物のツル性を利用してつくる
 
日差し除けのことですが・・20数年前ともなると「この人は何を言ってるんだ!」程度にしか
 
周りの人も関心がなく、笑われたり・・バカにされた時もあったそうです。。それでもいずれ来る
 
時代を見据え・・言い続けることのできる、ぶれない思想・・20年も前から、日本で最初に
 
エコカーテンを提唱したことの新聞記事が、今でも残っていることで小出先生のすごさを実感
 
します。。そして人間的にも、けんかっ早い面もありますが、情熱的なオーラに長野の大自然の
 
ような豪快さとやさしさを持ったひとです。。僕の小出先生に対する感じ方と想いは・・・
ガーデンコラムに登場する「ミカヅキモの神様」を生みました。もちろんその神様のモチーフに
 
なったのは・・小出先生だということは、言うまでもありません。。。
 
Produced by Junichi Inaya
 

 

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