2013/03/15

天国への階段

植物界のガーデンコラムVol.23 「天国への階段」


植物たちと共に生きていくこと・・・まして、園芸という分野に到達点はないでしょう。。

まるで・・天国への階段を登ってるような感じ!!だからこそ・・おもしろい!!

この世の中に、極めきれないだろうものは、いろいろな分野にたくさんあります。。

でもそれはそれで、極めきれない事を認めて、天国への階段をどこまで登っていけるのか!?

そこに、みんな大切なものをかけてチャレンジしている人生のギャンブラーだと思います。。。

以前は、自分の無知やわがままで植物たちを枯らしてしまったり(今もある)

雑草だと思って抜き去ってしまったり(今はないと思う)。。。

園芸とは・・・喜びと反省のくりかえしだなぁ~と常々思います。。。

それでも、そんな草花との関わりを通して、生きることの大切さを学ぶことができていることに

感謝しています.........................どこまで・・天国への階段を登ったのでしょうか!?

このブログは・・ある意味、今、その階段から見える風景より投稿しています
 
園芸業という仕事の中で、自分の経験したこと・・学んだことについて伝えていこうとしています。
 
けっして・・階段を踏み外したり、おっこちたりしていないだろうと思いますので、ご安心の上
 
これからもご愛読よろしくお願いいたします。。。
produced by Junichi Inaya

花物語のガーデンワーク「T医院の3年がかりの宿根草花壇づくり」

 3年前にアイアンのフェンスに植えた

スタージャスミン(テイカカズラ)・・・

ツルを伸ばし、フェンスが見えなくなるほど

葉っぱで埋め尽くされました・・・

寒さで赤く色づいた葉もきれいですね!

常緑性なので・・冬の間もこの景観を保って

きました。葉はこれからグリーンになり・・・

              白いジャスミンの香りのする小花をいっぱい咲かせてくれるといいね!!



 時間をかけて取り組んでいるT医院の花壇

前のプロのガーデナーの植栽から花物語が

受け継ぎ・・施主様の希望も取り入れながら

3年がかりで宿根草花壇を作り上げていく

計画です。。。
 



ガーデンに入る門扉をあけると・・左右対称の花壇が2つ
施主様とは、花のセンスがとても合うので、いろいろな面で好きなようにデザインさせてもらってます・・宿根草をはじめ、常緑草、グランドカバーなど初夏にむけ、今年の完成を目指してます!

~去年植栽した花壇の中の宿根草~

どんな植物たちがいるのか・・・現在の花壇の中を紹介します!
 
宿根フロックス ピカソ(ピンク)の新芽が出てきました
宿根フロックス フジヤマ(ホワイト)の新芽は葉がグリーン
ペンステモン ハスカーレッドは淡いピンクの花
アネモネ シルベストリスは原種のアネモネ清楚な白の花を一斉に咲かせる
西洋オキナソウの新芽
ポテンティラ ロン・マクベスは人気のピンク
ネぺタ シックスヒルズジャイアントは
                      
                   ブルーのキャットミント
新芽が出てきた植栽のほんの一部ですが見てもらいました。。初夏までにどうなるか!
お楽しみにしててください。。。

植物界のガーデンコラムVol.24 「ナチュラルガーデンの定義」

 
自然の中で育っている植物たちは、農薬や化学肥料を使っていないのに・・美しく豊かな
 
環境に保たれています。。。5年程前よりガーデンの植物たちも自然で育つ植物たちのような
 
環境で育てられないものかと・・・「バイオロジカルコントロール」について少しずつ
 
勉強してきました。「バイオロジカルコントロール」というのは・・・
 
生態系を管理することによって、バランスのよい環境を造りだすことで・・・
 
その技術や知識をガーデンデザインの中に取り入れ、ランドスケーピング(造園)にいかしていく
 
ため・・現在も取り組んでいます。。。
 
例えば・・・ナメクジやカタツムリの被害にいつもあっているエリアがあるとします。
 
このようなケースに薬品を使うのではなく・・ナメクジやカタツムリを食べてくれる鳥や昆虫たちが
 
ガーデンに集まってくる環境を造っていこうとするものです。。食物連鎖のバランスの取れた
 
環境のガーデンであれば、薬品や化学肥料を使わなくても美しいガーデンを保つことができる
と思うんです。。。このスタイルが完成しない限り・・いつまでたっても「ナチュラル風」でしか
 
ないという気がします。。。この「バイオロジカルコントロール」というスタイルが合わさった時
 
ナチュラルガーデンと呼ぶにふさわしいものができあがるのではないでしょうか・・・
 
追伸~ナメクジやカタツムリはお花好きのみなさんには嫌われ者ですが・・
 
腐った葉や生物の死骸を分解して土の中に混ぜ込んでくれる益虫でもあります。。
 
適度な数のナメクジやカタツムリは必要な存在なんですよ!!
 
このガーデンコラムを読んだみなさんが、明日以降、ガーデンでナメクジを見かけても
 
今までより、少し優しい目でナメクジ君を見てもらえることを願っています。。。
 
この世界で・・なんらかの意味をもって、みんな一緒に生きているのですから・・・
 
Produced by Junichi Inaya
 

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