植物界のガーデンコラム012「芽だし球根の植え時。。」
春咲き球根は12月後半を境に、花市場の出荷形態もガラッと変わります・・・
12月後半までは、休眠中の球根(乾燥中のもの)を流通させますが、年明けとともに
ポット苗に花ラベルをつけた。。芽だし球根をセリを通し流通させます。
それは・・乾燥状態で管理してても、自ら休眠を打破して成長してゆこうとするからです。。
こんな時・・植物たちの持つ花時計の存在を感じてしまいます
正確に刻まれていく植物の体内時計は、命の時の刻みをも
感じてしまう程、繊細なものです。。。。。。
去年に間に合わなかった球根の植え付けの最後のチャンス
球根王国オランダでは、とにかく球根をたくさん植え付けます。。。小さなコンテナでもギュウギュ
ウ詰めです。でもそれが・・オランダの球根の歴史であり、伝統・文化です。。。
でも・・自分も春咲き球根は詰めて植えるのでオランダの伝統・文化をほんの少しだけ
でも理解できるような気もします・・・おもいっきり!豪快に咲かせてあげる事が
球根の幸福感であるかのような感覚・・・ではないでしょうか~!?
オランダの球根の植え付けの技法にダブルデッカーというものがあります・・
コンテナを2階建てバスに見立てて。。球根の大きさにより・・限られた面積を
1.5倍~2倍拡張させて、植え付ける技法です・・・ここまでするのがオランダ流です。
この時気をつけることは・・球根からでる芽が、2階の球根で妨げられないことです。。
Produced by Junichi Inaya
ゆりかごの鉢より。。。
先日、お客様に依頼されたアイアンの鉢です・・
春のおとずれを感じてもらえるイメージで造りました・・・
ヒヤシンスのブルー系の品種にクモマグサを植え付けてみました・・
バラ咲きの多肉植物はもともとこの鉢にあったものを使いました・・
西洋のものと区別する一番のポイントは・・サクラソウは茎がきゃしゃで細く・・
西洋サクラソウの茎は太くしっかりしている所かな。。
写真のマラコイデスは新品種の「美里」です。。
花の色も落ち着いたきれいな色ですが・・咲き方に特徴があり、八重咲き、半八重咲きの花
が次々と出現するという変わり咲き品種です。。。名前は、福花園美里農場で作られたこと
に由来しています。。。
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