2013/02/07

春咲き球根・・最後のチャンス!!

植物界のガーデンコラム012「芽だし球根の植え時。。」


春咲き球根は12月後半を境に、花市場の出荷形態もガラッと変わります・・・

12月後半までは、休眠中の球根(乾燥中のもの)を流通させますが、年明けとともに

ポット苗に花ラベルをつけた。。芽だし球根をセリを通し流通させます。

それは・・乾燥状態で管理してても、自ら休眠を打破して成長してゆこうとするからです。。

こんな時・・植物たちの持つ花時計の存在を感じてしまいます

正確に刻まれていく植物の体内時計は、命の時の刻みをも

感じてしまう程、繊細なものです。。。。。。



去年に間に合わなかった球根の植え付けの最後のチャンス

球根王国オランダでは、とにかく球根をたくさん植え付けます。。。小さなコンテナでもギュウギュ
 
ウ詰めです。でもそれが・・オランダの球根の歴史であり、伝統・文化です。。。
球根を詰め詰めに植える植物王
でも・・自分も春咲き球根は詰めて植えるのでオランダの伝統・文化をほんの少しだけ
でも理解できるような気もします・・・おもいっきり!豪快に咲かせてあげる事が
球根の幸福感であるかのような感覚・・・ではないでしょうか~!?
オランダの球根の植え付けの技法にダブルデッカーというものがあります・・
 
コンテナを2階建てバスに見立てて。。球根の大きさにより・・限られた面積を
 
1.5倍~2倍拡張させて、植え付ける技法です・・・ここまでするのがオランダ流です。
 
この時気をつけることは・・球根からでる芽が、2階の球根で妨げられないことです。。
Produced by Junichi Inaya

ゆりかごの鉢より。。。

先日、お客様に依頼されたアイアンの鉢です・・
 
Hyacinth Orientals
春のおとずれを感じてもらえるイメージで造りました・・・
 
ヒヤシンスのブルー系の品種にクモマグサを植え付けてみました・・
 
バラ咲きの多肉植物はもともとこの鉢にあったものを使いました・・
日本に昔からあるサクラソウと呼ばれているものもマラコイデスというプリムラの一種です。
西洋のものと区別する一番のポイントは・・サクラソウは茎がきゃしゃで細く・・
 
西洋サクラソウの茎は太くしっかりしている所かな。。
 
写真のマラコイデスは新品種の「美里」です。。
 
花の色も落ち着いたきれいな色ですが・・咲き方に特徴があり、八重咲き、半八重咲きの花
 
が次々と出現するという変わり咲き品種です。。。名前は、福花園美里農場で作られたこと
 
に由来しています。。。
 
 
 

0 件のコメント:

コメントを投稿