2014/06/17

**雨水タンクに愛をこめて**

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=岡山市F邸「雨の庭™」ほぼ完成!= 


全体的には・・ほぼ完了!立水栓と奥の施工がもう少し。。
Before

After岡山市北区一宮 F邸の造園工もいよいよ・・大詰め!!もうすぐ完成です***

=縦トイを切る・・勇者たち=

クライアントFさんの昔からの夢は・・芝生のあるお庭!
地表面が芝生であることの重要性は・・数知れず。。ただ・・水の大好きな植物であることも忘れてはならない。。限られた水資源のコスト削減を念頭におけば・・最小限のエリア使用を考えることは、環境保全の上でとても大切な事となります。。Fさんとの庭のプレゼンにおいて、芝張りでデザインすることの交換条件は・・芝の品種指定と雨水タンク(300ℓ)の設置でした。。

**雨水タンク天板上の植栽**


「グラスピッグ」草食う豚
きれいなカラーリーフのセダムはいらない!素朴で元気・・満水時の雨水タンクの水と、降雨浸透で育つワイルドなやつが要求される!この植栽は・・地球環境を満たすという意味のささやかな願いが込められています。。それは・・雨水タンクは「地球」であり、地上には、緑の大地が広がり、地下部では、浄化されたきれいな水が豊富に貯溜されている世界を想像しています。。
 

~JXDA岡山支部のデモンストレーション~


建造物と庭の関係により・・いろいろな設置パターンと使用材工が異なる「雨水タンク」。。
JXDA岡山支部代表 大森茂昭さんに実地講習をしていただきました。。
大森さんには・・設置しながらの解説と、本当に頑張っていただきました。。
岡山支部メンバーにとって・・とても勉強になった実地講習となりました。。
JXDA岡山支部メンバー
雨水タンク内部に・・汚染物質の吸着、水質浄化の機能をもたせている。。
今まで・・誰もが不安に思っていた面ではないでしょうか?
昔に比べて・・デザイン性も向上した雨水タンクですが・・使用面においても
技術の進歩がうかがえることを・・みなさんに知っていただきたい。。。
 
 

=Infiltration Basin(浸透窪地)=

芝生のエッジより・・勾配面、そして窪地の底面へと水の流れに伴い・・植物が存在する。。
水質浄化に貢献の高い植物・・勾配面で生育するもの・・窪地の底面で生育するもの・・
耐湿性と耐乾性の両方の耐性を兼ね備えたもの・・など、植物は、適した場所に植えられてこそ・・その植物の持つ偉大な力を十分に発揮できるわけです。。
植物は歩くことができないのだから、われわれ人間が、どう考え・・植物をどう扱うのか?という行為がとても重要になります。。この星の歴史を比較しても・・はるか~に植物の歴史の方が長いわけで・・ぼくが思うには「植物は、足がなくても(あまり動かなくても)いい境地に存在している」のだと思う。。人間は・・常に勉強の日々ですね!
 
雨水は・・芝生自らの地下浸透も含め、最終的にはこの窪地に集水される。。この窪地でも
地下浸透が行われ・・満水時、オーバーフローした雨水は、駐車場土間の勾配より側溝に流れ込むということになります。。この1か月・・降雨のたびに浸透、排水の状態を調べ、植物たちが浸水しても生育できることを念頭に・・窪地の深さを設定しました。。


門塀下からゲストパーキングに向かう緑地帯は・・乾燥に強い植物群で構成されています。。
樹木のギンドロ以外は・・・・
グラス類(アンドロポゴンスコパリウス、パニカムチョコラータ、カレックスバニーブルーなど)と銀葉のセントーレア・ギムノカルパ、ポテンティラ・ロンマクベス、タイム・ロンギカウリスなど・・・
 
このようなエリアはその植物の持つ性質に統一感をもたせる(グルーピングする)と、管理がしやすいですよね。。。
この庭・・・年2回のメンテをさせていただきます。。
「その後」もこのブログでお伝えできたらと思います。。
 

1 件のコメント:

  1. 2か月・・・・経ちました。
    このお庭の『その後』は、まだ無理としても・・・(~_~;)。  
    『さ迷える夏のガーデナーたち』への金言を、そろそろアップしていただけると、幸いです。
    もう、夏は、過ぎ去りそう・・・。秋に向かっての助言でもいいのですが…。

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