2014/11/07

~冬を彩る**ビオラの季節~

=2014年おすすめのビオラ=

植物界の女王・・「ユリの妖精エミリー」に励まされ・・植物王は、長い間投稿していなかった
「植物界の花物語ブログ」を久しぶりに更新。。秋の夜空を見上げながら・・できるかぎり頑張ろう!とお星さまに誓う植物王であった。。。
                       =今年も人気の「ディジェイ」=
 
 
 
 
 

今年も・・おすすめの「ディージェイ」
このビオラは、ある特定の生産者しかつくることの許されない・・ビオラ種のプリンス!!

1株で・・30cm以上のこんもりした大株に成長することで話題のビオラ。。
 
 
 
原種コルシカ=
 
宿根性のビオラであるコルシカは、現在・・流通しているビオラ(品種改良種)の原種です。。
花茎と花びらのベロが長いことが特徴のこの品種は・・季節により多少の花数の差があるものの
周年において、ずっと花を咲かせているようなそんなイメージのある常緑ビオラです。。
 
この宿根ビオラ・・またの名を「ツタンカーメン」といいますが、園芸種においてツタンカーメン?
というと・・なんだか「豆」を思い出します。。。バイオレット色の花をつけ、グリーンの実であるのに・・そのグリーン豆を炊飯器に入れて炊くと・・赤飯になるという豆だ。。
以外に美味!なつかしい思い出の中のお話でした。。(余談)


                      =園芸でいう「黒」の花=
園芸の世界では・・「濃い紫」のレベルで「黒」という表現を用いる。。
ちなみにこの品種も黒系として扱われている。。どうみてもムラサキ系ですよね!?
この品種だけでなく・・ほかの黒系においても、濃い紫は実に多いのですよ。。

ひさびさに・・ちゃんとした黒ビオラを見た気がしたのが、このビオラ!
このレベルであれば、文句なしの黒色といえるのではないでしょうか。。。
 
=秋色アジサイの凄さ=
このアジサイ、名を「シーアン」というが・・11月現在でこの状態
日照条件の違いで色の出方も違う。。上記はShade(日陰)・・下記はFull Sun(日当たり)

まるで咲いているかのように色鮮やかな「シーアン」・・すばらしいアジサイです。。
 
 
 
 
 

 

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2014/09/11

植物界からのプレゼント・・Xeriplant(ゼリプランツ)

=Xeriplant©(ゼリプランツ)登場!=

長いあいだ・・ブログ更新できず申し訳ありませんでした!このブログ更新の時間までも
長い間・・水面下で企画してきたプロジェクトに全力で取り組んでました。。
 
そのプロジェクトはXeriplant©(ゼリプランツと読みます)という・・植物を扱うわれわれ人間たちが
みんなで力をあわせ、未来に!植栽していかなければならない貢献性の高い植物たちです。。
 
このXeriplant©をこの日本に流通させていくとともに、人間が植物への恩返しのつもりで
個々のXeriplant©たちの性格を知り、庭に植えていくことで、大きな・・大きな意義ある人工緑地帯に生まれ変わります。。みんなが力をあわせればとても大きな環境保全につながります。。
 
Xeriplant©とは・・?どんな植物なのか?それをお伝えできる「Xeriplant©公式/情報サイト」が
完成しました。。現在ごらんのブログ(植物界の花物語ブログ)のリンク先にXeriplant©サイトを
追加いたしました。。ぜひご覧ください。。。植物王
 
 
 
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2014/06/17

**雨水タンクに愛をこめて**

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=岡山市F邸「雨の庭™」ほぼ完成!= 


全体的には・・ほぼ完了!立水栓と奥の施工がもう少し。。
Before

After岡山市北区一宮 F邸の造園工もいよいよ・・大詰め!!もうすぐ完成です***

=縦トイを切る・・勇者たち=

クライアントFさんの昔からの夢は・・芝生のあるお庭!
地表面が芝生であることの重要性は・・数知れず。。ただ・・水の大好きな植物であることも忘れてはならない。。限られた水資源のコスト削減を念頭におけば・・最小限のエリア使用を考えることは、環境保全の上でとても大切な事となります。。Fさんとの庭のプレゼンにおいて、芝張りでデザインすることの交換条件は・・芝の品種指定と雨水タンク(300ℓ)の設置でした。。

**雨水タンク天板上の植栽**


「グラスピッグ」草食う豚
きれいなカラーリーフのセダムはいらない!素朴で元気・・満水時の雨水タンクの水と、降雨浸透で育つワイルドなやつが要求される!この植栽は・・地球環境を満たすという意味のささやかな願いが込められています。。それは・・雨水タンクは「地球」であり、地上には、緑の大地が広がり、地下部では、浄化されたきれいな水が豊富に貯溜されている世界を想像しています。。
 

~JXDA岡山支部のデモンストレーション~


建造物と庭の関係により・・いろいろな設置パターンと使用材工が異なる「雨水タンク」。。
JXDA岡山支部代表 大森茂昭さんに実地講習をしていただきました。。
大森さんには・・設置しながらの解説と、本当に頑張っていただきました。。
岡山支部メンバーにとって・・とても勉強になった実地講習となりました。。
JXDA岡山支部メンバー
雨水タンク内部に・・汚染物質の吸着、水質浄化の機能をもたせている。。
今まで・・誰もが不安に思っていた面ではないでしょうか?
昔に比べて・・デザイン性も向上した雨水タンクですが・・使用面においても
技術の進歩がうかがえることを・・みなさんに知っていただきたい。。。
 
 

=Infiltration Basin(浸透窪地)=

芝生のエッジより・・勾配面、そして窪地の底面へと水の流れに伴い・・植物が存在する。。
水質浄化に貢献の高い植物・・勾配面で生育するもの・・窪地の底面で生育するもの・・
耐湿性と耐乾性の両方の耐性を兼ね備えたもの・・など、植物は、適した場所に植えられてこそ・・その植物の持つ偉大な力を十分に発揮できるわけです。。
植物は歩くことができないのだから、われわれ人間が、どう考え・・植物をどう扱うのか?という行為がとても重要になります。。この星の歴史を比較しても・・はるか~に植物の歴史の方が長いわけで・・ぼくが思うには「植物は、足がなくても(あまり動かなくても)いい境地に存在している」のだと思う。。人間は・・常に勉強の日々ですね!
 
雨水は・・芝生自らの地下浸透も含め、最終的にはこの窪地に集水される。。この窪地でも
地下浸透が行われ・・満水時、オーバーフローした雨水は、駐車場土間の勾配より側溝に流れ込むということになります。。この1か月・・降雨のたびに浸透、排水の状態を調べ、植物たちが浸水しても生育できることを念頭に・・窪地の深さを設定しました。。


門塀下からゲストパーキングに向かう緑地帯は・・乾燥に強い植物群で構成されています。。
樹木のギンドロ以外は・・・・
グラス類(アンドロポゴンスコパリウス、パニカムチョコラータ、カレックスバニーブルーなど)と銀葉のセントーレア・ギムノカルパ、ポテンティラ・ロンマクベス、タイム・ロンギカウリスなど・・・
 
このようなエリアはその植物の持つ性質に統一感をもたせる(グルーピングする)と、管理がしやすいですよね。。。
この庭・・・年2回のメンテをさせていただきます。。
「その後」もこのブログでお伝えできたらと思います。。
 

2014/05/18

イオンモール名古屋茶屋店「雨の庭™」の完成

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=小出兼久先生プロデュース・イオンモール名古屋(西)茶屋の「雨の庭™」=

はじめに.............このたび小出先生には、本当に・・お世話になりました。。
小河さん(お二人)お世話になりました。。植栽をともにした杉本さんお疲れ様でした。。。。
現在ぼくは・・小出先生の命により、JXDA(日本ゼリスケープデザイン研究協会)において、
Xeriplant©(ゼリプランツ)という「雨の庭™」緑地帯使用における・・有益な植物部門を担当させて
いただいています。。。
 
このたび先生は、 実践的なXeriplant©の扱い方をはじめ・・
現場での実体験を通して見えてくるものの重要さを、身をもって経験するようにと・・・
 
イオン西茶屋店・・先生の造る「雨の庭」の現場に入ることができるよう・・
取り計らって下さいました……このような「またとないチャンス」をいただき、感謝です。。。
今回は、ぼくも現場に行くのだから・・と、Xeriplant©と共に、岡山から・・いざ名古屋へ!
 

~現場での最初の2時間~

動けなかった・・・・小出先生は、現場で最終イメージを完成させていく!その空間づくりにおける・・
圧巻ともいえる先生のインスピレーションは「すごい!」の一言。。
その先生の感覚が、自分の中に伝わってくるまで・・2時間という空虚な時を費やしてしまった>>
 

~Xeriplant©とオブジェの融合~

 

雨の庭だから・・・そこに配置された錆鉄のカサは、ごく自然に「雨」を想像させる。。
そして「植物」は・・・「波」のようにウエーブを描く植栽で満ちている。。
先生の・・この感覚がすごい!植物たちも「水」に関連づけているわけだから。。。
この「先生の感覚」を「自分の感覚」の中におきながら・・頑張って植栽しました。。
 
よく見れば・・・植物の波に浮かんでいるように見える「緑地帯」が完成.......
 
だから・・岩場には、錆鉄とボルト製の「気ままなカニ」が存在している。。
 


錆鉄の「レインバード」と名付けられた、この鳥の存在感は絶大!
未来に・・そして、子供たちに、何か大切なものを伝えてくれそうな・・そんな予感がします。。。
 

=「雨の庭™」のバイオレメディエーション=

目に見ることのできる、地上部のデザイン性も重要だが・・
小出兼久先生が本当に伝えたいことは・・目で見ることのできない土壌圏にあるのです。。
バイオレメディエーションと呼ばれる生物浄化システムを地下組織として構築しているわけで・・
簡単にいえば・・舗装面より「この雨の庭」に流れ込んだ汚染された雨水が、窪地に浸透し・・
微生物や細菌類、浄化作用に優れた植物(Xeriplant©)の根の働きにより、水質浄化した水を
地下にもどすという・・環境保全に貢献するランドスケーピングを展開しているわけです。。
 
 
だからこそ>>>小出先生は、「雨の庭」をつくり・・Xeriplant©をその緑地帯に植栽することの重要性を語り続けている。。
多くの人が・・おしゃれに思う庭、植物たち・・確かに好きなように好きなものをつくり・・
自分好みの植物を植えることは、楽しいし、それもまた・・大事なことかもしれない。。
でも・・それは「雨の庭」や「Xeriplant©」の理解を深めてからでも、決して遅くはないはずだ。。
近年、まれにみる自然災害・・気温の上昇・・自然界の時の刻みは待ってはくれないのだ!!
だから・・みんなで力を合わせて、地球にやさしい「雨の庭」をつくることが急務ではないだろうか。。
 
ぼくも、また・・「雨の庭」の重要性をこれからも語り続けていきたい。。。
 
*詳しくはリンク先 JXDA(日本ゼリスケープデザイン研究協会)のHPまでアクセス
 

  

2014/04/28

4月現在の*ガーデンダイアリー*

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=つくりはじめた「雨の庭™」=





ほんとに・・お久しぶりのブログ更新となりました。。
今・・植物に関する、とても重大なカテゴリーに取り組んでいる状況です!いろいろと・・がんばってますよ!
すこし・・余裕ができたので、この間にブログの更新を・・と!


_岡山市北区一宮の「F邸」_
新築が完成して・・いよいよ庭造り開始!
植生ベースは、
Infiltration Basin(浸透性の窪地)によるもの
クライアント様であるFさんには、
ぼくの「デザイン」並び、取り組んでいる
「雨の庭™」をご理解いただき・・感謝の気持ちでいっぱいです。。。
Fさん・・「憧れの芝生」を張る条件は・・
低管理芝の「TM9」であること、雨水タンクを設置することを条件に・・合意しました。
雨の庭™完成までを、このブログにてお伝えしていきます。。。


=浸透できるパーキングエリアを・・=

_岡山市北区学南町「I邸」_

インターロッキング工法によるパーキングづくりなので、多少でも・・雨水浸透が期待できそうです。
不浸透性のコンクリートベース(土間)だけは・・ご勘弁!!
・・その思いは・・クライアント様にも届いていました。。。
環境にやさしい枕木と・・コボルのコラボ。。

軒となる建物壁面下には・・・多肉植物が植栽されます。。
左扉部は・・駐輪場です。。デザイン、工事により・・ほぼ同時期に完成!


アプリコットのオキザリスを、唯一多肉植物の中に入れてみました。。

セダム類・・センペルビウム・・露地植えに向きそうな多肉品種でアレンジしてみました。。

クライアント様(Iさん)は、「ダメになったら・・また、多肉植物を植えて試してみたらいいよ」
と・・このスペースを多肉検証スペースとして、提供していただけることを承知してくださいました。
ほんとうに・・ありがたいことです。。
お言葉に甘えて・・Hardiness(耐寒性)の微妙な多肉種も植えさせていただいてます。。



=ローメンテナンスにみる緑地帯の工夫=



岡山市北区一宮「K邸」の裏庭・・クライアント様の「ローメンテナンスの緑地帯づくり」の
要望をもとに、デザイン~植栽をさせていただきました。。
背の高い、斑入りニューサイランを軸にデザインの考案をしたのですが・・・
この植栽の工夫は・・植えてしまう前の段階にあるのです!
乾燥にもある程度耐えることのできる、斑入り種のニューサイランですが、どちらかというと、
耐湿性を好む品種ではと・・深植えではなく、整地の時点より、ベース(土壌)の形成をし、
窪地の中に植えています。このような「レイズドベット」においても・・
「雨の庭™」の植生理論が、生きてくるわけですね。。
その周囲を乾燥に強い「カレックス(シマカンスゲ)」、「バロータ」、「コンボルブルス・クネオラム」
などで、
手前・・「ハーディー・アイスプランツ」と呼ばれるデロスペルマ・・多肉類なので、
乾燥には、かなり耐える植物。。早く、土が見えなくなるほどの・・グランドカバー状態を見てみたいものです。。


バラは・・レディーエマハミルトン タンジェリン・オレンジ花色による四季咲き性(イングリッシュローズ)        バラは、水を必要とするでしょう?と・・・思われますか?大丈夫です。。

地植え2年~3年を経過した「バラ」という植物は、とても乾燥に耐えるものです。

クライアント様のご趣味も取り入れて・・このような2つのレイズドベットになりました。。。
まだ苗なので・・すこしさみしい感じですが・・これからの成長期がとても楽しみです。。

=植物界のガーデンコラムVol.71「食物連鎖のなれの果て」=

山から・・タヌキさんが下りてくる。。白いタヌキさんは、とらえられ・・
見世物(みせもの)となり・・人様の目にさらされた。。

山から・・クマさんも下りてきた。えさを求めて、命がけのクマさんは、人に見つかり・・
人を襲ってしまい・・そのことにより命をうばわれた。。

植物王・・ひさびさの登場!!

 報道によると・・人を襲ったクマさんは悪者で、襲われた人は、多くの人々から同情を誘う被害者である。
 
これも地球を支配している人間様の「弱肉強食」による・・食物連鎖のなれの果てなのか?

  クマさんにも家族があり、子グマたちが、お父さん、お母さんの帰りを・・
お腹をすかせて待っているのでは???  そんなことを思うと・・とても切ない。。。

クマさんはどうして? そんな危険をおかしてまで、山から下りてきたの・・・?

動物たちに聞くのではなく・・・われわれ人間の良心に問うてみたい?!!

しかし・・そんな愚問は、わが心にもはね返ってくる。。ぼくも、人であるがゆえに・・・・・・


生態系という・・大きな大きな循環の輪の中には、あなたもいれば・・動物たちや植物たち、
昆虫だって・・微生物だっているはずだ!

 その循環の輪を、尻切れトンボにしているのは・・いつだって人間の仕業だ!!

人と人が手をつなぎ・・助け合い・・大きな輪をつくり・・・・
「きずな」・・・「絆」が大事ですね!と、うたうけど・・「それって?本当に絆ですか?」

あの東日本大震災以降・・「絆」という言葉を、はやり文句のように使う人間のおかげで・・
「絆」という言葉が、大嫌いになった!!・・・・・・・・

本来は・・・包容力のある、とても優しい言葉なのに。。。

わずかな自然の中で生きるもの・・動物も植物も・・地球上に現存する生き物たちも
みんなみんな・・輪の中にいれてあげてくださいな!

そのことを1人1人が、心に思い・・・そのための行動をおこしていく事にこそ・・・
人としての・・本来の絆というものが、生まれくるような気がする。。。

               Produced By Junichi Inaya