2013/09/08

雨水再利用のガーデン*植栽*

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~暑い時期の植栽の心得~

9月に入り・・注文してた樹木をはじめ、宿根草が入荷されてきました。。
残暑お見舞い申し上げます。。_植物王_

少しながら暑さも弱まり・・どことなく秋の気配が感じられるようになりました。。猛暑日は避けると
しても、この気温での植栽なら、プロであれば・・挑まなければならない!多少の技術と知識・・
最大限の植物に対する「感覚と配慮」が必要とされます。植物たちの声を聞きながら・・・植栽です

=西洋ニンジンボクの植工=


市場から入荷時は・・2.5m上あったニンジンボクを、1.5mまでセンテイにより、切り戻しました。不織布で根巻きされた西洋ニンジンボクは出荷のため、不織布から出た主根を切られているので、根鉢の大きさに合わせた株の大きさにしなければ生育障害を起こすか・・枯れてしまいます。。それから葉を・・地道にむしり取っていきます。。普通なら全部むしって、ハゲ坊主にしてしまうのも1つのよくある方法ですが・・心の中で「生きる!」という感覚が芽生える瞬間まで葉をむしり取り・・西洋ニンジンボクであることの確認ができる状態をつくるのも、これまたプロの仕事。。。
この青紫の花と涼しげな葉がとても魅力的で・・とても大好きな樹木の一つなのですが、岡山では
なかなか樹形のいい大きな株が見つからず・・程度のいいものを見つけた時にしかデザインに
使えないのが今の現状。。。または・・一か八かで市場に注文をかけてみる??大冒険です!!
 

=ツメレンゲの植栽=

これから花茎を伸ばしてゆくツメレンゲはロックに沿わせて3か所・・植えてみた。。


 

=耐乾性と耐湿性植物の重要性=

「雨の庭TM」・・雨水の再利用のガーデンに必要な植物たちは・・・
大きな灌木は植生による水質浄化を期待できるとして、それ以外は・・乾燥に強いもの(最小限の
灌水ですむもの)と、窪地に植栽する湿地性の植物・・の両極端な性質の植物が必要なのです。。
もちろん、湿地性の植物に関しては・・多少なり、水質浄化による雨水浸透は期待できるはずです
 

=チャネル(水路)の完成=

チャネル(水路)の左横にはシルバープリベットを植え付けました。。この株の程度の良さに惚れました。。
 チャネル(水路)の左にはインディアンストロベリーを群植しました。。
 

 
排水マス手前の最終窪地には・・ゴロタ石を配し。。まわりには、植栽を施し、キチジョウソウと
斑入りビンカマジョール(ツルニチニチソウ)・・予定では、セダムとカレックスの大型種を植栽
しようと考えてます。。

=板塀下の植栽=


 
 
 
板塀下にもシルバープリベットを植え付けたが・・園芸店の花壇植えのものを移植したのですよ!
この程度の良さを絶対に維持しようと頑張った!気温30°の中での移植は大手術だ。。。
ヘビ状の主根を横に伸ばしているため・・主根を3分の2は残す手法で、手際よく移植しました。。
よくある・・茎頂(生長点)のへたれもなく・・完璧な状態で、移植大成功。。。
パニカム・チョコラータ15株を群植により・・大きな1株に見えるように植栽しました。。
リピアはピンクと白をグランドカバーとして植栽しました。。。
リピアの小道がグランドカバーとして芝生状に広がり・・踏みつけられて育っていく姿が想像されます。。楽しみです。。。
 

2 件のコメント:

  1. 偶然にも花物語さんのブログを見つけ…とっても楽しく拝見させて頂いていますブログ内のガーデンキャラクターもとっても可愛く プロの視線から見た植物が面白く綴られていて… 以前花物語さんに花壇をお願いしたことがありまして今でもその花壇は風化しつつも季節の花花に寄り添っています。どうぞこれからも素晴らしいお仕事をなさって私たちが知らない植物たちの一面をお伝えして下さい。益々のご活躍をお祈りしております。くれぐれもお身体ご自愛下さいね。

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  2. 心温まる内容のコメントありがとうございます。。確認が遅れてしまいました。。これからも植物界、園芸のおもしろさを自分のもつ力の限りお伝えできたらと思います。。
    どうぞこれからもよろしくお願いします。。このような文面のコメントをいただくと、ほんとに力が湧いてきます。ありがとうございます。。植物王&稲谷順一

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